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文芸サークル「名で充ちた空」ブログ

名で充ちた空

重音テトが東方永夜抄のOPを練習中です。一夜目 | main | ねたまれサロンdaily
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東方の書きかけのSSや二次創作の歌詞を、いつか完成することもあるのかねー、と思いながらうpしてみる。
SS 開発コード「さとりんが失恋する話」
---
人の心を見抜く第三の眼
あんなものがあるからお姉ちゃんは弱いのよ


「そう。あの子がそんなことを…」
 古明地さとりは、両眼を伏せた。
 その顔を彼女の胸元で第三の眼が見上げる。
 地霊殿の主は、想起に任せて語り始めた。
「ちょうど遷都の頃でございます…」

 さとりの言う遷都とは、昔時の幻想郷で妖
怪たちが行った地獄の移譲を指す。
 計画の進展に伴い、ヤマ・ザナドゥ(幻想
郷の閻魔)となる閻魔が内定すると、地底と
地上の妖怪たちで『顔合わせ』となる会合が
開かれることになった。
 古明地さとりも地獄に属する妖怪として会
合に出席した。
 進行係を名目に、さとりは第三の眼で、地
上から来た列席者たちを見透かしていった。
 ヤマ・ザナドゥとなった閻魔、四季 映姫。
 彼女は、ひたすら他者の声に耳を傾け、物
事の白黒のみを考えていた。
 私心が一切ない。
 --くわばら、くわばら。
 さとりの本能を抑えて、少女は黙した。
 境界の妖怪である八雲 紫。
 結界を操る妖怪の心は、暗号化されていて
読み取れない。
 --胡散臭い。
 そして、冥界の令嬢、西行寺 幽々子。
 亡霊といえど第三の眼は誤魔化せない。
 --では、すぐにお代わりを…って、あら?
 華胥とばかりに会席の膳を楽しんでいる。
 何か策を用意しているのかと、旅の様子を
訪ねてみても、今朝の出来事すら想起しない。
 --呆けているのかしら?

「お帰りなさい、お姉ちゃんっ!
 お土産でしょ?
 …あーん。」
 帰宅したさとりを妹のこいしが出迎えた。
 この頃のこいしは、まだ第三の眼を閉じて
はいなかった。
 頭には、姉とお揃いのカチューシャ。
「地上は帽子が流行りなんだねー。
 知ってるよ、太陽って言うんでしょ?」
 こいしは、留守番をしていた。
 読んだ心を朗読してしまう種族の習性を、
こいしは抑えることができない。
 計略の席には危険過ぎた。
「おお、勇者お姉ちゃんよっ!
 こいしが次の良い子になるためには、あと
二百五十四回のお土産が必要ぢゃ!
 復活の呪文を授けよう!」
 仮屋住まいのこいしに遊び友達は少ない。
 広い旅籠のなかで、勇者ごっこや単独潜行
の諜報員ごっこをして遊んでいるらしい。
 連絡帳を読む保護者のように、さとりの顔
が難しくなる。
「黒猫?
 むやみに、お外に出てはダメよ?」
 お茶の時間も終わり、二人きりの姉妹は、
寝間着姿になり、床についた。

 同じ夢になるように。
 さとりの姉妹は、第三の眼で見つめ合う。
 お互いの一日が、さらに深く想起される。
「天狗がいるわ。
 よく思い出してご覧なさい。
 黒猫に出会う前。
 渡り廊下の窓の外。
 噴火に照らされた空。
 あの黒い翼は、地上から来た密偵よ。
 そうね、お互いさまだわ。
 あの方角は…庭園だわ」
「あれっ?
 …くんくん。
 ドキドキする記憶の気配。
 お姉ちゃん、その綺麗なお姉さんは誰?」
 こいしの想起は思いがけず、さとりの挿話
に連鎖した。

「お庭を…ご覧になりませんか、西行寺様?」
 会合の後、さとりは、西行寺幽々子を地底
の庭園に連れ出した。
 彼女と二人きりになれば、諜報も楽になる。
 さとりは、そんな下心で誘った。

こいし:ホントは尾行がバレて、苦し紛れに
    誘ったんでしょ?
さとり:…『このコメントは承認待ちです。』
こいし:www

「お菓子とお茶もご用意しておりますよ?」
 そんな言葉で西行寺は簡単についてきた。
 しかし、さとりの目論みは、庭園の思わぬ
賑わいで崩れてしまった。
 --…気まずい。
 さとりは困惑した。
 いつもは静かな場所なのに。
 --なんで恋人(?)だらけなの?!

---
02につづく


二次創作歌詞 開発コード「『おてんば』で『恋娘』で『冒険』ってどういう状況よ?!」(原曲:おてんば恋娘の冒険)
(この曲は、打楽器の軽快さが楽しいんだと最近思うようになりました。)
---
*制作中*

引き分けの雪だるま
借りたまんまの手袋を
返しに行って
おどかしたいの
あたしホントは雪の精

人の里を探すなら
人の格好、人のふり
森のあやかし
こさえてくれた
長靴履いて
ひとっとび

*制作中*

遠いだけならいいけれど
帰ったのならいいけれど
もし、涙が零れそうなら、あたしやみんなと遊ぼう

大好きな子を誘う子の
名前なんでしょ恋娘
だったらあたし今日も明日もそのまた次も恋娘

旅は道連れ雪景色
お菓子、水筒、好きな歌
だってこんなに待ち遠しいの明日もあたし恋娘
---
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テーマ:東方プロジェクト - ジャンル:ゲーム

| 東方プロジェクト | 21:52 | トラックバック:0コメント:0
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  • Author:壱意再帰
  • 同人小説の発表だけでなく作詞も行うので「文芸」サークル。
    感想ブログも兼ねています。
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