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文芸サークル「名で充ちた空」ブログ

名で充ちた空

カニューシャ第1巻42 | main | カニューシャ第1巻40
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カニューシャ第1巻41
 社会人である事を忘れた様なコウヨウコの挙手で、質疑は開始直後から滞った。
 眉で怪訝を表しつつ人形は咎めない。
 コウヨウコはそれを親切だと解釈した。
「元は水源安保部隊にお勤めの方ですか?」
 その制服は大河紛争当時の物とお見受けしましたが?」
 状況やコウヨウコの立場を考えれば明らかに不適切な言葉だったが使い雛は応答した。
「如何にも。
 職業柄、気になると言う訳か?」
 榻摩履歴株式会社会長は申し訳なさそうに笑みを浮かべた。
「恐れ入ります」
「履歴が気になるお嬢様に教えておこう。
 この制服は破壊活動防止庁と改正自衛軍の提携を意味する物ではない」
 傀儡は音声に合わせて口元を動かす。
「そもそも破壊活動防止庁等と言う機関は如何なる自治体にも民間団体にも存在しない」
 コウヨウコは、まぁ、と戯けて笑う。
 破防庁を知らない都民等いない。
 放送設備からの台詞は続く。
「存在しない結社と連携する予算は下りない。
 官公庁は予算に無い事はしない」
 公然の秘密と言う意味での否定では無く、本当に無関係であると伝えたいらしい。
 凜とした容姿の使い雛は右手の人差し指で自らの頬をむにっと押してみせた。
「提出した履歴書を元に支給されるのだ。
 この姿は」

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テーマ:同人系 - ジャンル:小説・文学

| カニューシャ | 17:54 | トラックバック:0コメント:0
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  • Author:壱意再帰
  • 同人小説の発表だけでなく作詞も行うので「文芸」サークル。
    感想ブログも兼ねています。
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