名で充ちた空


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カニューシャ第1巻06
2006/02/26 17:02

 微かに二重で黒目がちな上がり目を今は錠前と帯革で固定された細身の掛け視野が覆う。
 掛け視野の黒い遮光は濃く、装着者の肉眼による視認性を完全に奪う状態になっていた。
 飾り気の無い両耳に填められた聴取器の合図素子は彼女が立てる控えめな足音にも瞬く。
 色白の頬とふっくらした唇は思春期の少女らしく化粧無しでもほんのり色づいていた。

カテゴリ:カニューシャ

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