名で充ちた空


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カニューシャ第2巻47
2006/02/10 23:17

 発着場を包んでいた打ち水は通り過ぎた夕
立の様に停止する。
「まもなく一番線に急行、株主優待車両、都
庁方面行きが参ります」
「まもなく二番線に各駅停車、一般車両、都
庁方面行きが参ります」
 声質の違う人工音声が発着場に響く。
 有線通信を基本とする列車制御体制は事態
を感知していない。
 一般の乗降客に戸惑う素振りは無い。
 掛け視野で目線を隠しルルイは確信した。
 破防庁が用意した無線通信だけを狙って誰
かが介入している。

カテゴリ:カニューシャ

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